本当に、整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)の順序なのでしょうか。
整理 | (Seiri) | 要るものと要らないものを分けて、 要らないものを捨てること |
清掃 | (Seisou) | いつもきれいに保つこと |
整頓 | (Seiton) | 必要なものがすぐ取り出せて、かつ、 すぐ戻せること |
清潔 | (Seiketsu) | 整理・清掃・整頓をずっと維持すること |
躾 | (Sitsuke) | 決められたことをきちんと守ること |
5つ文字の頭文字のSから、5Sという言葉が成り立っていることがわかります。
たくさんあると大変なので、はじめの3つのSだけを(整理・整頓・清掃)取り上げて考えて
みましょう。
それでは実際に1番目の整理をやってみましょう。
整理ですから、要らないものを捨ててみる。モノが無くなると、今までモノが置いて
あって眼の届かなかったところに、今までは気づかなかった塵やほこりが目の前に
現れたりしませんか。
すると、箒や塵取り、雑巾をもって掃除を始めるのが自然の流れのようです。
整理・整頓だからといって、汚れている所にモノを置くことに、人は躊躇したりします。
したがって、整理のあとは、必然的に清掃の順序の方がしっくりくることがわかります。
そして、不要なモノを整理しないで整頓をすると、不要なモノに多大な時間をかけることになります。
そんなことからも、足利流5Sでは、整理⇒清掃⇒整頓という順序を大切にしています。